日本人は本当に英会話が苦手なのか!

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112か国中、78位

これは、イー・エフ・エデュケーション・ファースト(以降EF)という国際教育事業のリーディングカンパニーが2021年に発表した「EF EPI英語能力指数」に基づく、日本人の英語能力、世界ランキングです。

EFが世界112か国、約200万人が受験したオンラインで無料提供している英語テスト「EFSET(エフセット)」の結果ということになります。

出典:EF EPI2021 -EF英語能力指数

日本における英会話スクールの人気もさることながら、なかなか英会話の上達につながらないのは、日本人が本当に英会話が苦手だからなのでしょうか?

英会話を練習する環境に恵まれていない日本

日本の英語教育を否定しようとはまったく思いませんが、少なくとも、これまでは、英会話を習得するための教育に、重点が置かれていなかったことは否めないのではないでしょうか。

なぜ、英会話の習得に重点が置かれなかったのか?

それは、英語教育の重点を、「読む」>「書く」>「聞く」>「話す」の順番に置かざる負えなかった、理由があったからだと考えます。

その理由とは、日本には、話すことができる環境がないということです。

英会話の習得に練習が重要なことは、投稿記事「英会話ができる人が必ずやっていること」でお話した通りですが、練習するには場所(環境)が必要です。

残念ながら英会話に関しては、練習を無理なく、しかも十分にできる環境が、これまでの日本にはなかったということです。

スキーには雪のあるゲレンデが、スイミングにはプールが、自転車に乗るためには広場が必要なように、英会話にも練習をする場所が必要です。

英会話を練習するには、英会話スクールか、海外に留学するぐらいしか思いあたりませんよね。

英会話スクールは、お金はかかるし、予約時間も限られているため、思うように練習する時間を確保するには無理があります。

留学はどうかといえば、学生にはお金はないし、ビジネスマンは、仕事を中断して自分の時間を英語に自由にさけられるほど、ヒマではありません。

英会話を練習したくても、自由に無理なく練習する環境が、圧倒的に少ないのです。

それに、

一人会話で、練習ができないこともありませんが、やはり、練習には、会話してくれる相手(外国人)が必要ですよね。

今迄、日本に十分に英会話の練習ができる環境(場所や人)がなかったことが、非常に大きなハンディになっていると思います。

このハンディが、日本人が英会話ができるようにならない、大きな壁になっていたと言っても過言ではないでしょうか。

英語能力のランキングの高い国の特徴

一方、英語が日常生活のなかにしみこみ、多くの人たちが英語を話すことができる国があります。

オランダやフィリピンです。

フィリピンは、もともとタガログ語やセブアノ語を中心とした母国語を話していましたが、米国の植民地になっていたこともあって、日々の生活の中に英語が溢れています。

英語に触れる機会は圧倒的に多く、小学校から大学までの学校教育においても、英語を主体とした教育が行われています。

そのため、英語は第二言語といわれていますが、英語を使うことが日常生活の中に染み込んでいるのです。

多くのオランダ人やフィリピン人が、英語を話すことにたけているのは、このような理由が背景としてあるからです。

このような事実からも、

英語に触れる環境が、いかに英会話の習得に必要か

がわかると思います。

IT技術の進歩が、語学習得を強力に後押ししてくれた!

ところが、今や、インターネット技術が、十分に英会話の練習できる環境(場所や人)がないという日本のハンディを解決してくれました。

インターネット技術が、もはや、海外との距離を感じなくしてくれました。

かつては、海外と連絡を取るのは大変でした。国際電話はありましたが、長時間話すには、費用がかかり過ぎです。

それが、スカイプという通信サービスソフトウェアが登場し、無料で対面通話ができるようになりました。

通信インフラも急ピッチで整備され、パソコンやスマートフォンの性能は、信じられないくらいに上がりました。

数年前は、雑音や残像が気にはなったものの、今ではまったく気になりません。

まるで、スカイプでWEBカメラを使って話していると、すぐとなりに相手がいるかのような感覚です。

この技術進歩のおかげで、語学を習得するための環境を、私たちは身近に手に入れることが出来たのです。

特に日本は、語学習得方法に関して言えば、鎖国状態からいっきに解放され、革命が起きたと言っても過言ではありません。

このチャンスを目の当たりにして、英語習得を見逃すことはあまりにももったいないことだと思いませんか。

英語を習得する最大のチャンスが目の前に来ているのです。

今やらなくていつやるのでしょうか。

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